「炎と飢えと」とは。
1971年。新日本婦人の会国分寺支部は
「戦中戦後を生き抜いて」という副題を抱く
この「炎と飢えと」という戦争体験集をはじめて発行いたしました。
やがて「平和を求めて」という副題に変化しながら、今46集を編集作業中です。
「炎と飢えと」の歴史
第1集のはじめの挨拶には「平和へのねがいにただ燃えているだけでなく、戦争の火種はどんなに小さくても踏み潰す気構えを持って、私達はこれからも行きてゆくことでしょう」と、書かれています。
戦後26年。安保条約が破棄できる期限の延長が決められた1970年の翌年でした。新婦人国分寺支部には、被爆者もいました。子どもだったものはみな大人になりました。親だったものはもう二度と子どもを戦争に出さないと誓っていました。その願いが結晶となってこの一冊になったのです。

副題の「戦中戦後を生き抜いて」は、途中の経過はわかりませんが17集には「平和を求めて」となっています。(経過がわかりましたら追記しますが)おそらく戦争を知らない子どもたちが大人になり、新婦人の活動の中心を担うようになり、戦中戦後という括りから、戦争を知るものも知らないものも手をとって平和を求めていくという副題に変化していったのでしょう。
その中には、平和や日本国憲法を軸にしてのわたしたちの間での信頼感があったのだと思うのです。

しかし戦争を知らない首相。戦争を知らない首相を支持する人たちが大手を振って社会的地位につくような時代が急速にやってきて、国内外の平和を守ってきた人たちを驚かせています。かつてない日本国憲法の危機。それが今です。
「炎と飢えと」はわたしたちの仲間が書いたもので、上手な文章の集まりではありません。しかしだからこそ伝わる思いもあるのではないかとわたしたちは考えました。
毎年一冊ずつ印刷代のご協力をいただく形で配布しておりますが、過去のものにつきましては、インターネットで発信し、若い人たち、また世界の方々に読んでいただきたいと思います。支部にも1冊ずつしか残っていない号も多く、順不同の紹介になりますが少しずつアップしてまいりますのでご愛読ください。
挿絵や資料など
ギャラリーページ準備中。
新日本婦人の会 五つの目的
核戦争の危険から女性と子どもの生命を守ります。
憲法改悪に反対、軍国主義復活を阻止します。
生活の向上、女性の権利、子どものしあわせのために力をあわせます。
日本の独立と民主主義、女性の解放をかちとります。
世界の女性と手をつなぎ、永遠の平和をうちたてます。
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「炎と飢えとは実費と送料をご負担いただく形でお分けしております。詳しくはブログでご案内をいたします。
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